とてもとてもかなしいお知らせがあります。
すごく長くなりますので、お時間のある際に読んでくださいませ。
前回の記事にも登場していて、
本当についこないだまで元気だった店長の愛鳥スピカが、星になりました。

▲つい最近までほんとうに元気いっぱいでした
*
2/20(木)の朝、いつものようにおはようの挨拶をしに行くと、
目を閉じてぶっくりふくれてキツそうにしていました。
あわててカゴの中に手を差し入れると、
フラフラしながら手に乗ってくるスピカ。
手の中が大好きで、いつも握っているので、
カラダに力が入っていないのがわかりました。
急いで病院に行き、レントゲンも撮ってもらったのですが、
加齢による衰えと先天性の基礎疾患もあり、
「入院しても保温室で点滴するしか方法がなく、
老齢の小鳥なのでいつ亡くなってしまうかもわかりません。
入院させるか、おウチに連れて帰って保温しながらお薬をあげるか、
どちらか飼い主さんのいいほうをお選びください」
とお医者さんに言われました。
一瞬どうしようか考え、頭がぐるぐるしました。
その時、お医者さんの手元にいたスピカが、
ヨロヨロしながら必死にこちらへ飛びついてこようとしていました。
なんだか「一緒におウチに帰りたい」と訴えているように思えて、
病院に入院させておくことができず、お薬をもらって連れて帰りました。
(この判断が良かったか悪かったかは、今もわかりません)
連れて帰って、保温対策を施した小さなカゴに入れようとしたのですが、
手から降りたがらず、必死に手の中にしがみつこうとするスピカ。
もう回復するまでずっと手の中で見ていてあげようと覚悟を決め、
保温カゴに手を突っ込んだままお水とお薬をあげ、パウダーフードを流し込み…
一晩とすこしがんばって、翌2/21(金)のお昼前に息を引き取りました。
キツかっただろうけど、ありがとうとお別れを言う時間をたっぷりくれた後、
大好きな手の中で、静かに逝きました。
享年9歳、あと1ヶ月くらいで10歳の長生き文鳥でした。

▲自慢の羽毛は最期まで、埋葬するときもふかふかでした
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tricotricot(とりことりこ)というお店を始めるキッカケになったのがスピカで、
もうすぐ10歳なのに元気!ということでたくさんサイトに登場している以上、
お客さまには早くお知らせせねばと思ったのですが…
自分のお店のサイトも見られないくらい泣いてばっかりで、
お知らせするのが今日になってしまったことをお詫びいたします。
ごめんなさい。
*
そして、これからのこと。
店長の愛鳥はいなくなってしまいましたが、
お店のスタッフの愛鳥くんたちもいますし、
何よりお客さまの愛鳥くんたちがたくさんいます。
愛鳥くんの名前を教えてくださったお客さまもいらっしゃって、
なんだか甥っ子、姪っ子がたくさんいる気分です。
せっかくスピカがつなげてくれたご縁。
当店のえさを必要としてくれるお客さまと、
当店のえさを美味しく食べてくれる愛鳥くんたちがいる限り、
これからも高品質のえさと、まだ企画途中の鳥用品、
これもまた企画途中の愛鳥家さん向けの鳥グッズを、
精一杯つくり続けていきたいと思います。
まだまだ悲しみから抜けきれていませんが、
ふとした拍子に思い出して泣いたりしながら、
ぼちぼちがんばっていきます。
今後とも、tricotricot(とりことりこ)をよろしくお願いいたします。
