こんにちは!スタッフOです。
毎晩とにかく暑い!すごく寝苦しいですよね。
我が家では枕の上に柔らかいタイプのアイスノンを乗せて寝るのが定番です。
これだけで寝苦しさがびっくりするほど解消するのでオススメです!
7月に入ってまだ数日ですが毎日猛暑日が続いていて本当にしんどいですね。
室内でも空調が整っていない場所では熱中症になってしまうことも。
そして私たちだけではなく、一緒に暮らす愛鳥さんも例外ではありません。
というわけで今回のテーマは
「愛鳥さんの熱中症のサインの見分け方」と
「愛鳥さんが快適に過ごせる夏場の環境づくり」です。
まずは愛鳥さんの熱中症のサインの見分け方です。
インコや文鳥などの鳥は、人間のように汗をかいて体温調節をすることができません。
そのため、高温多湿の環境では熱中症になりやすいです。
熱中症のサインとしては、以下のようなものがあります。
▼初期のサイン
・開口呼吸(口を開けてハアハアと息をする)
これが最も分かりやすい初期症状です。体温を下げようと必死になっているサインです。
・翼を広げて脇の下を開く(通称「ワキワキ」)
脇の下の血管から熱を逃がそうとしています。
・羽を体にぴったりとつけ、体を細く見せる
暑いときに体を冷やそうとする行動です。
・動きが鈍くなる、元気がなくなる、水分の摂取量が増える
▼進行した場合のサイン
・ぐったりしている、うずくまっている
・食欲不振、ご飯を食べない
・嘔吐、下痢、または血便
・羽毛が乱れる
・目がうつろになる、反応が鈍い
・体の震えやけいれん
・鳴き声がかすれる、またはいつもと違う鳴き方をする
(特に文鳥で「ギャーギャー」という鳴き声)
・くちばしや脚が赤く、熱を持っている
・(文鳥で)一時的に興奮してケージ内を飛び回る、その後ぐったりして開口呼吸になる
▼これらのサインが見られた場合の対処法
・すぐに涼しい場所に移動させる
エアコンなどで室温を下げ、直射日光が当たらない場所に移動させましょう。
室温は25〜28度程度に保つことをおすすめします。
・水分補給
新鮮な水を与えます。
自分で飲めない場合は、スポイトなどで少しずつ与えることも検討しますが、
無理強いはせず動物病院に相談しましょう。
・体を冷やす
固く絞った濡れタオルで優しく体を包んであげたり、
保冷剤をタオルでくるんでケージの近くに置いたりして間接的に体を冷やします。
(急激に冷やしすぎないように注意)
・動物病院に連絡する
様子がおかしいと感じたら、すぐに鳥を診てくれる動物病院に連絡し指示を仰ぎましょう。
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次に愛鳥さんが快適に過ごせる夏場の環境づくりについて。
インコや文鳥にとって快適な室温と湿度を保つことは、健康維持のために非常に重要です。
特に日本の夏は高温多湿になりがちなので空調を上手に活用する工夫が必要です。
▼空調の工夫
・エアコンの活用(最も重要)
24時間稼働が理想です。
特に夏場や冬場は外出中もエアコンをつけっぱなしにして、
室温の急激な変化を防ぐことが推奨されます。
人間がいない間の室温上昇(または下降)は、鳥にとって非常に危険です。
・温度設定
夏場は28℃程度を目安に、鳥の様子を見ながら調整してください。
寒いと感じる場合は羽を膨らませてじっとしているなどのサインが見られます。
・風向きと風量
エアコンの風が直接鳥に当たらないように風向きを調整したり、
風量を弱めに設定したりしましょう。
冷たい風や乾燥した風が直接当たると体調を崩す原因になります。
・除湿機能の活用
夏場の湿度が高い時期は冷房だけでなく除湿機能も積極的に利用しましょう。
過度な湿度は熱中症のリスクを高めます。
再熱除湿機能のあるエアコンだと、室温を下げすぎずに除湿できるので便利です。
・エアコンの吹き出し口対策
鳥がエアコンの吹き出し口に入り込んでしまう事故が報告されています。
ネットやカバーを取り付けて鳥が入り込まないように対策しましょう。
市販のエアコンカバーやプラスチックネットなどで自作することも可能です。
▼ケージの設置場所の工夫
・直射日光を避ける
夏場は特に、ケージが直射日光に当たらない場所に置きましょう。
・エアコンの風が直接当たらない場所
エアコンの風が直接当たらない、しかし部屋全体の空調が行き届く場所に設置します。
▼湿度管理
・水浴びの機会
夏場は水浴びの機会を増やしてあげることも、体温調節に役立ちます。
・温度計・湿度計の設置
ケージの近くにデジタル式の温度計と湿度計を設置し、常に状況を把握できるようにしましょう。
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長々と書いてしまいましたが、愛鳥さんを守るためにとても重要なことですので
今一度、愛鳥さんの周りの環境についてチェックしてみてくださいませ。
(でもきっと当店のお客さまは対策バッチリだと思います。)
それでは!
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