こんにちは!スタッフOです。
寒暖差の激しい11月に入り、
日によっては急に冬のような冷え込みを感じるようになりましたね。
私たち人間が「少し寒いな」と感じる程度の気温でも、
体の小さなインコや文鳥にとっては命に関わる大問題となることも。
鳥さんは体温が約42度と高く、環境の変化に非常に敏感です。
特に急な温度低下は体調不良や病気の原因となり、体調不良にもつながりかねません。
この記事ではあなたの愛鳥さんが元気に冬を越せるよう、
今日から実践できる保温対策と安全な暖房器具の選び方を解説します!

▼ 理想の温度と湿度は?
健康を保つ飼育環境の目安冬支度の第一歩は、
「愛鳥にとって快適な温度」を知ることからです。
必ずケージ内の温度計をチェックしながら管理しましょう。
1. 適正温度の目安
・健康な成鳥(20度〜25度)
最低でも15度を下回らないよう、特に夜間は注意が必要です。
・幼鳥・老鳥(25度〜30度)
体力が低いので高めに設定し、寒そうに羽を膨らませていないか確認しましょう。
・病気・体調不良(28度〜30度)
最優先で温めます。 獣医師の指示に従い、ケージ全体を温かく保ちましょう。
💡【重要】 エアコンの設定温度とケージ内の温度は異なります。
必ずケージ内の鳥が直接いる位置に温度計を設置し、正確な温度を把握してください。
2. 湿度にも気を配る乾燥しがちな冬は、湿度管理も重要です。
適正湿度: 50%〜60%程度
湿度が低すぎると呼吸器系の病気や、羽根・皮膚の乾燥を招くことがあります。
加湿器を使用したり、ケージのそばにお湯を置いたりして対策しましょう。
▼ 保温器具の決定版!種類別メリット・デメリット
鳥用の暖房器具にはいくつかの種類があります。
愛鳥の性格やケージの構造に合わせて最適なものを選びましょう。
・保温電球(ひよこ電球)
メリット:保温力が高い。ケージ全体を効率よく温めやすい。
ワット数(20W~100W)を選べる。
デメリット:熱源に触れると火傷の危険があるため、カバー付きが必須。
夜間も使用すると光が気になる場合は、遮光や光を出さないタイプが必要。
・パネルヒーター(シートヒーター)
メリット:火傷の心配が少ない。設置が簡単。
鳥が警戒しにくい。
デメリット:空気を温める力は弱く、接触面のみを温める。
鳥が自分で暖を取りに行く意識がないと効果が薄い。
・止まり木ヒーター(寄りそいヒーター)
メリット:足の冷えやすいインコ・文鳥に最適。
親鳥の体温に近い温度で、鳥に安心感を与える。
デメリット:体全体を温める力はない。
主に足元用なので、保温電球などと併用するのがおすすめ。
▼暖かさを逃さない!ケージ周りの防寒対策
ヒーターの熱を最大限に活かし、外からの冷気をシャットアウトする工夫をご紹介します。
1. 360度カバーで熱を閉じ込める
保温電球で温めた空気を逃がさないために、ケージカバーを活用しましょう。
市販のケージカバー: 防寒・遮光性に優れた専用カバーがおすすめです。
代用品: 厚手の布や毛布でケージをすっぽり覆うことも有効です。
⚠️ 注意! 完全に密閉すると酸欠になる危険があります。
カバーをかけても、空気の通り道(換気口)を必ず確保してください。
2. 設置場所を見直す
ケージの設置場所を見直すだけで、保温効率は大きく変わります。
窓際・玄関: 厳禁です!冷たい外気や隙間風が直接当たる場所に置かないでください。
壁側へ: ケージの背面を壁につけることで熱の放出を防ぎ、暖房効率が上がります。
保温電球は壁側(鳥のいない側)に設置すると効果的です。
3. サーモスタットを活用する
留守中や就寝中も安心・安全を確保するために、
サーモスタット(温度自動調節器)の活用を強く推奨します。
サーモスタットは、設定温度を下回るとヒーターをONにし、
設定温度を上回るとOFFにする優れものです。
急な温度変化から鳥を守り、電気代の節約にもつながります。
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愛鳥さんの「ぷくっと膨らむ」仕草は、寒いサインです。
早めの対策で、愛鳥さんと一緒に暖かい冬を過ごしましょう!
それでは!
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